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2.単語・文法
余談・前談と続いたんでは……,と気になるかもしれません.そろそろ本論に入ります.まずは単語2つ.
quo に1と2がありますが後の方です.
quo2,adv. loci. (疑問的)どこへ?(以下省略)
まず発音 qu は [kw] の音(小林§2)なので「クォー」または「クウォー」(どちらの表記も存在します).
○adv.=adverb,副詞.副詞は変化しません.
○loci. =略語表にありませんが,locus (場所)の属格で「場所の」. 結局,場所を示す副詞であり,疑問詞として使うと「どこへ?」の意味になることがわかります.
vadis (動詞)はこのままでは載っていません.vado の変化形.
vado1,ere, vasi, vasum, v. n. 1行く,進む(以下省略)
動詞はv.n.(“自動詞”の意味,“他動詞”はv.a.と表記される)とあることからもわかりますが,ere,vasi,vasum,
のように,続いて通常は3つの変化形(それぞれ,不定法・完了・目的分詞)が示されることからもわかります(小林p94
動詞の四基本形参照).
さて,この辺から(初心者には)うるさくなります.ラテン語では動詞に4種類の変化があり(小林では第3課で第1・第2変化,第8課で第3・第4変化動詞をあつかっている)ここでは不定法(ここで見分ける)が-ereとなっているので第3変化の動詞とわかる(小林§31).
小林p36 の変化表(文法表71)から-is は二人称単数につく語尾だとわかる.そこで発音は「ウァーディス」(余計な話しだが,もし第4変化の動詞だったら「ウァーディース」となる)
直訳は「どこへ?(あなたは)行く(のか)」(そんなにしてまで)
(雑念:「君の行く道は果てしなく遠い……」の歌を想起する)
普通に訳せば「(あなたは)どこへ行くのですか?」となる.
〔『荒野』1997年3月,第4号〕
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