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1.前談
前回『蘭学事始』に触れましたが,そこに「善はいそげ」(刑死した老婦人の解剖に臨み,人体内部が『ターヘル・アナトミア』に載っている図にぴったりなのに驚き,これを訳出しよう,と「善はいそげ」とばかり翌日集まったのだった)の言葉がありました.よろしかったら読者の皆さまも,これに見習ってください.
また,果たして自分にできるだろうか? との疑問には,やはりそこに「為すべき事は,人に在り.成るべきは天にあり」とありました.やるだけやり,あとは天におまかせしましょう(この講座もどれだけ成果が上がるでしょうか).
さらにまた「不昧者は心」ともありました.当時のことわざでしょうか.フリガナをすれば「くらからざるものはこころ」.「心がそこにあればわからないことはない,見えてくる」といった意味でしょう.心意気さえ持ち続ければ,最初はわからなくてもわかってくるものです.玄白らも1年後にはなんとか読めるようになっています.
ここで【練習問題】(解答はこちら→解答)
○ hodie, non cras (発音:“ホディエー・ノーン・クラース”)
〔『荒野』1997年2月,第2号より〕
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