ADVERBIAL CLAUSES: PURPOSE AND RESULT; PERSONAL PRONOUNS
第 17 章
quod-節が名詞として,また関係節が形容詞として機能するように,副詞としての機能する節があります.それらはつの主要なカテゴリー――目的,結果,状況,条件――に分類されます.この章では,最初の二つを考えてみましょう.
副詞節の目的と結果の性質は,次の文から容易に示されるでしょう.
| [目的] | |
| She worked purposefully. | (目的を持って働いた) |
| She worked with a specific purpose. | (特別な理由で…) |
| She worked to finish on time. | (時間内に終えようと…) |
| She worked so that she would finish on time. | (間に合うように…) |
| [結果] | |
| He worked effectively. | (効果的に働いた) |
| He worked with a specific result. | (…特別な結果を出した) |
| He worked so that he finished on time. | (…間に合った) |
“目的を持って(purposefully)”と“効果的に(effectively)”は明らかに副詞です.もし目的なのか結果なのか特定したいなら,副詞に詳細を加えればよいのです.その機能が変わることはありません.
目的と結果の間には論理的に密接な関係があります――人はそれらが一致することを望みます――このことはラテン語と英語の双方の構文に反映されています.二つの文“He worked hard so that he might finish early. (早く終えようと懸命に働いた)”と“He worked so hard that he finished early.(懸命に働いたので早く終えた)”の間の違いがどれほどわずかなものであるかに注意してください.前者は目的を表わし,後者は結果を表わしています.
この類似性はラテン語ではもっと強くなります.ラテン語ではそれぞれの場合にその動詞は接続法(英語の“They come to see me”といった不定法の使用は許されません)です.この節は ut(〜のために)かまたは ne(〜しないように)によって導かれます(§250).
Sed ut hoc in intellectum cadat, ...(『神の愛と知恵』5 )
「しかし,このことが理解の中に落ち込むために(直訳)……」
Ne itaque illi, qui talia cogitant,...amplius perturbant...simplices, ... (『天界と地獄』312 )
「このように考える者が……もはや……単純な者たちを混乱させないように……」
これらは,それぞれ肯定的と否定的な目的節です.
こうした節での動詞の時制は,まったく文字通りに受け取られます.特に,一連の文を読むとき,そこに時制の意味で,ほとんどどのような疑いも生じません.
肯定的な結果文にもまた, ut に接続法を加えた特徴があります.ある場合には,事実上,目的と訳すか結果と訳すかの選択は完全に文脈によります.しかし,非常によくあることですが,読者は結果節が来ることを主文の“ so に対応する語”で前もって通告されます―― tam (so, so much), ita (in such a manner) また talis や tantum の何らかの形がこの役を果たします. laborat ut...(〜のために彼は働いた)はあいまいですが,tantum laborat ut...(〜のためにそれだけ彼は働いた)は〔目的でなく〕結果が続くことが明らかに示しています.
否定的な結果文はあいまいではありません,それらは ne よりもむしろ ut...non を用いるからです.上記の『天界と地獄』312 を,目的よりも結果を表わす節に書き直すなら,Ut illi non perturbent simplices, 「彼らは単純な者たちを混乱させなかった」となります.
人称代名詞
代名詞が名詞の代理であることから,人称代名詞と呼ばれるものに出会ったとき,わかりにくさが生じることがあります.「私」とか「あなた」が代理している名詞は何ですか? しかし,その名札(代名詞)は三人称には適切です――“It is green”「それは緑色です」のように“it”「それ」が何であるか知らないなら,そこには何の意味もありません.
人称代名詞の語形変化表は次のとおりです(§33, 36) ★1.
| 1 | 2 | 3男 | 3女 | 3中 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 単数 | |||||
| 主格 | ego | tu | is | ea | id |
| 対格 | me | te | eum | eam | id |
| 属格 | mei | tui | ejus | ejus | ejus |
| 与格 | mihi | tibi | ei | ei | ei |
| 奪格 | me | te | eo | ea | eo |
| 複数 | |||||
| 主格 | nos | vos | ei, ii | eae | ea |
| 対格 | nos | vos | eos | eas | ea |
| 属格 | nostrum, nostri | vestrum, vestri | eorum | earum | eorum |
| 与格 | nobis | vobis | eis, iis | eis, iis | eis, iis ★2 |
| 奪格 | nobis | vobis | eis | eis, iis | eis, iis ★2 |
ラテン語の動詞は人称と数を含むので,通常,人称代名詞の主格は基本的な意味のためには用いられません. scio は「私は知っている」を意味します.もし,代名詞が用いられるなら―― ego scio ――これは強調を意味します――「(他にだれも知らなくても)私は知っている」です.
第一第二人称の属格もほとんど使われません.通常,ラテン語ではこの機能を所有形容詞が果たします(“語彙”参照)(§34) .それらは完全に規則的な語形変化をし,それらが修飾する名詞に〔性・数・格が〕一致します.単純な第三人称のための所有形容詞はありませんが,そのために属格の代名詞 ejus と eorum が用いられます(§36, 37).これらは形容詞でないことに注意してください,それらが言及する名詞の性・数・格を無視して,不変化のままです.
再帰第三人称のために所有形容詞(suus, -a, -um)があり,それらは「所有者」が文または節の主語であるときだけ,再帰代名詞のように用いられます(§38) .
語 彙 [17]
| absque | (前:奪格)〜なしに without, apart from |
| do, dare, dedi, datus *1 | (動)与える,(受身)もたらされる,存在する give, grant; in the passive, "be given," occur |
| dum (conj.) | (接)〜の時 while |
| illustratio, -onis f. *2 | (名)照らし(明るくされること)enlightenment, illustration |
| mere (adv.) | (副)まったく,ただ〜しか solely, merely |
| meus, -a, -um | (形)私の my |
| noster, nostra, nostrum | (形)私たちの our |
| puto, -are, -ave, -atus | (動)見なす,思う opine, esteem |
| spatium, -ii n. *3 | (名)空間 space |
| suus, -a -um | (形)自分の(再帰所有形容詞)(§38) (reflexive possessive, ="the subject's") |
| tuus, -a -um | (形)あなたの your (sg.) |
| vester, vesta, vestrum | (形)あなたがたの your (pl.) |
*1 “data, date”の語源.
*2 [illustro=in+lustro](明るくする)
*3 “space ”の語源.
練習問題
A.訳しなさい.
1. Homo ita creatus a Domino est, ut dum vivit in corpore, cum spiritibus
et angelis simul loqui(=to talk) potuisset, (AC 69)
2. Ut pateat quod mere naturalis homo de spiritualibus et Divinis cogitet
ex spatio, et spiritualis homo absque spatio, sit hoc illustrationi (see
Ch. 10). (DLW 71)
3. Sunt illi qui putant quod homo talis sit ut a se posit amare Deum. (cf.
DLW 117)
C.今日学んだ形をいつものように適当する語形変化表に記入しなさい.
注
★1 小林『楽しく学ぶラテン語』で述べられていることのやや繰り返しになりますが,ラテン語には三人称の人称代名詞がなく,その代わりにhic や ille よりも指示性の弱い(すなわち,文脈中ですでに述べられたもの,他で知られたもの) is, ea, id を使います.また,これらの語の属格は一二人称の人称代名詞と違い“所有”を表わします.
★2 (三人称)代名詞 is の複数与格・奪格には is もありますが,スヴェーデンボリは用いなかったのでここから除いてあります.